INTERVIEW|たてしな麓八 様

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和田です! 今回は、蓼科ビレッジ内にオープンしたペンション「たてしな麓八」さんにお話を伺ってきました。ご夫婦2人で切り盛りされており、小規模ながらも行き届いたサービスとこだわりのお料理が自慢。以前のお店からの根強いファンも多い、こだわりの詰まった素敵なお宿です。 |
「たてしな麓八」ができるまでの経緯
この宿を作る前は、15年ほど長和町で「リゾートインラリー」という宿を営んでいました。そこはどちらかというとファミリー層のお客様がメインで、お子様連れ大歓迎!という感じの雰囲気でやってたんですよ。
だんだん子供も大きくなって手が離れ、自分たちの年齢も上がってきたこともあって、そろそろ規模を小さくなってもいいからその分客単価を少し上げて、上質なイメージの宿にしていきたいなと思い始めたんです。夫婦2人で回せる範囲で、自分たちと同じ40代以上の年齢層が来るにふさわしい宿にしたかったんですね。
前の宿を改装するというのも考えたんですが、あの場所のままではあんまりイメージがわかなくて。たまたま宿を引き継いでくれる人も見つかったので、思い切って売却して新しいところに出そうということになりました。
実はゼロさんの前に工事をお願いしていた業者さんがいたんだけど、トラブルがあって途中で改装工事がストップしてしまい…。色んな工務店さん設計屋さんとかにもあちこち問い合わせてみたものの、なかなかいいところが見つからなかったんですね。特に宿泊施設に必要な消防や設備の関係は「自分たちでやってくれ」って言われちゃうこともあって、思うように話が進まず困り果ててました。
そんな時知り合いに「店舗専門のところがあるよ」ってワークスゼロを紹介してもらったんです。やっぱりそういう専門的な部分も慣れていて、デザインから工事まで全てをお任せできるっていうことが一番の決め手だったかな。
ワークスゼロのお店づくりはいかがでしたか?
途中で壁の位置を変更したり、照明の位置を変更したり、やっぱりあっち、いやこっち…って本当にたくさんのわがままに柔軟に対応してもらって、予算が少ない中でも色々な提案をしていただきました。
デザインや部屋の間取りに関しても、自分達が見えてなかった部分をプロの視点でアドバイスして頂いて、お金をかけるところと出費を抑えるところ、法的な部分まで教えて頂いて本当に助かりましたね。リフォームだったのでもちろん想定外の問題は色々あったけど、ちゃんと対応してくれて感謝しています。
大きなトラブルがあってオープンは大幅に遅れてしまいましたが、最終的にゼロさんにお願いできて本当に良かった。他所に頼んでいたらこれほどのものはできなかったと思うし、とても良いご縁があったと思っています。
気に入っているポイント
全てに思い入れがあってこだわりを詰め込んだ宿なんですが、一番気に入ってるところは…やっぱりお風呂!!
他の工事と違って簡単にやり直しできない部分だから、お風呂は失敗したくないなと思っていたけど、本当にイメージしていた通りの仕上がりで。思っていた以上の立派ないいものができたなと思って満足してます。お客さんの反応もとっても良いですね。
運営していく中で大切にしていること
お客さんを大切にすることと、こだわりを持って仕事をすることかな。
お客さんがちょっとでも嫌な気分になるかもっていうところは自分が気づけた範囲は絶対に直したい。特に見えない部分にこそこだわりたいし、胸を張って細部までこだわっているってところを自分の自信として持ってたいんですよね。気づかれないような些細な事だとしても、自分が「ここ誤魔化したな」と思うと嫌だから、納得できる仕事をするように心がけてます。
嬉しいことに、前の宿の時からずっとリピートしてくださるお客さんも結構いて、場所が変わって金額も上がったのにそれでも来てくれるということが本当にありがたいなと思っています。これまで私達がやってきたことが評価されてるんだって思って本当に嬉しいし、そういったお客様に支えられているなと実感しますね。
今後も、サービスや料理の質、建物ももちろんだけど、自分たち自身もお客様のためにレベルアップしていきたいですね。
個人的な目標は?
八ヶ岳縦走ですかね。いつか雪山もトライしてみたい!
季節の移り変わりとか近くで見てると登りたくなって、3・4年前に登山を始めたんです。北アルプスもいいけどやっぱり八ヶ岳が好きで。それで宿も、八ヶ岳の麓だから「麓八」って名前をつけたんですよ。
普段の生活の中で山に囲まれてると、長野に住んで、移住してきてよかったなと毎日思います。空気が澄んでいるから、夕焼けとかも本当に綺麗で。
夫婦2人でしっかり宿を回せるようになってもう少し余裕が出てきたら、そういう趣味の時間も充実させていきたいですね。
