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お客様の声 #41
2022.06.09

INTERVIEW|安曇野ブルワリー 様

インタビューアイコン.jpg 小松です。
2月にオープンされました安曇野ブルワリー様にインタビュー。
開店から三ヵ月経ちますが、既に駅前のシンボルともいえる人気店です!
今回はオーナーである齋藤岳雄様にお話しを伺いました。

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ビールの製造に携わった経緯を教えてください

もともと農園を運営しているのですが、6年前安曇野市の依頼をきっかけに、ホップの製造を始めました。それと同時に麦芽から栽培していたビール麦の試験栽培が成功して、三年間は穂高ビールさんへ卸す生産立場の期間が続きました。3年間の出荷契約が終了し、松本ブルワリーさんや、南信州ビールさん、今回ビール醸造の研修へ行かせていただいたBACCAブルーイングさんへ卸させていただくなど出来るようになりました。その中でなんとかビールの委託醸造ができないかと探していたところ、知り合いから紹介してもらって。それが須坂市の信州須坂フルーツブルワリーさん。

2019年11月頃かな、栽培している冷凍・生のホップと、麦芽、それから井戸水を汲んで持っていきました。ビールが出来上がって「さあ!」というときに、コロナが流行したものの、自分の農園で採れるりんごやラズベリーを入れたビールを製造したりしながら、徐々にビールの知名度が上がってきました。そこで、100%ビールの製造が出来ないことがもどかしくなり、いずれ自分たちで醸造をやりたい!という夢はありましたので、相談をかけたというのが今へ至った経緯です。

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クラフトビールはもともとお好きだったのですか?

いいえ、クラフトビールは全く飲んでこなかったですね(笑)ホップを作り始めて、それから興味を持ち始めました。それまで一般のビールしか飲んでいなくて、逆に焼酎とかね。

でも自分たちでやり始めてから違いが分かるようになりました。それまでホップがどういったものなのか知らなかったです。50数年前は安曇野市で栽培されていたのですが、それがまた復活ということで、県には応援していただきました。ロゴを作っていただいたり、販売の方もやっていただいたり。安曇野市の一つのブランドにしたらどうかってバックアップしてもらってね。本当に有難いです。

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店舗を出すにあたって大切にしたことや、思い

もともと生産者なので、お米や野菜を生産したり直に販売したりしていました。蕎麦も栽培して、斉藤農園の店舗「あぐりす」で提供して食べて頂くこともあり。今回の店舗を出すにしても生産者がそのまま作るだけでなく、ビール醸造から提供まで携わってできればいいなという思いがありました。

それから、コロナ渦で、観光客や農業の売り上げも少なくなった中、農業も少しずつ違う方面でやっていけばいいのではないかという思いが農園の3人に一致してあり、1つなにか形にしようかなと思っていました。そして豊科や穂高の物件を回りました。現在のお店になっているこちらは、以前お土産屋さんが閉まった後の物件。見に来た際に、中で大家さんが建物を壊している最中で(笑)。ちょうど声をかけたところ貸していただけることになり、大家さんがいい方だったこと、タイミング良くこのベストな場所に出せたことは本当に良かったです。

内装に関しては、和田さんが考えてくださったプランと、こちらにあったやりたいことが上手く合わさったものになったなと思います。

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ワークスゼロを選んでいただいた理由

2~3年前「こんなお店をつくりたいんだ」という構想の段階で、御社のお客様のある社長さんからご紹介いただき、ワークスゼロさんを知りました。様々な飲食店をつくっていることも聞き、実績があるというところが一番でした。それと、お仕事が丁寧且つスピード感があったところですかね。

実際できたお店は飾り気がありすぎず気に入っています。インスタグラムでお客様にテーブルとソファがいいとコメントをいただきました。それから、この間オープンしてから3ヶ月の間にこのお店の雰囲気を気に入ってくれたお客様がアルバイトに応募してくれて。やっぱりお店の雰囲気をよくして頂けたことがとても良かったですし、感謝しています。

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オープンされてから、3ヶ月でどんなことがありましたか?

観光協会がすぐ近くにあるのですが、私はそこの理事を務めています。有難いことに、このお店に対して、役所の方をはじめ、街の期待感があるなと感じています。逆にプレッシャーにもなっていますが(笑)。

それと本来メインである醸造スペースは、コロナの関係で機械の輸送が三ヵ月遅れてしまいました。無事機械が入り、醸造できる段階まであと少しです。タイミングが合えば、今年採れるホップからスタートすることができるので、とても楽しみ。ここは地下水も通っていて、良い水で醸造できるのもメリットです。

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今は他社さんのビールを6種類出している段階ですが、オープンしたての頃は委託醸造していた頃のビールが残っていたので、提供していました。他社さんのものと飲み比べて「いい意味で他と違う味」と言っていただけて、それぞれの特徴が飲み比べることで出るといいなと思います。

ずばり安曇野ブルワリーのビールの特徴は?

やっぱり100%安曇野産の素材で成り立っているところ。今レシピを考えているのが、ホップと麦、水のみのシンプルなビールが一つ。もう一つは、そこにりんごを加えたビール。そして、もう一つが自分たちで栽培している長野県のブランド米「風さやか」を使用したビール。それらを三つの柱として、サブでヘイジーIPAなど特色のあるものも出していこうかなと思っています。どんなかたちになるか楽しみです。

今後どんなことに挑戦していきたいですか?

フードメニューに関しても、これからの季節は農作物が収穫できますので安曇野産の食材をふんだんに使ったものを提供したいです。お店の外に協力いただいている農家さんからの野菜を並べて販売することも予定しています。食材のPRにも繋がりますし、自分たちだけでなく、地域の農業を発信して、盛り上げたい。やっぱり色んな人が集える場所にしたいですね。お客様同士で仲良くなったり。

観光客もこれからまた増えていくと思いますので、そういった人がお店に来て、また安曇野きたときに寄りたいなとか。あとは、ビールを飲めない若者層も取り込んで、いつかまたこのお店に来てビールを飲みたいなとかね。この場所がひとつの町興しのきっかけになれば幸いです。

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齋藤様、お店の皆様、ご協力ありがとうございました。

「安曇野ブルワリー様」の紹介ページはこちら

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Writer
WORKS-ZERO

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