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お客様の声 #17
2019.05.27

INTERVIEW|松本ツーリストホテル 様

昭和49年に創業し、松本の地で三代続く老舗、松本ツーリストホテルさん。
評判の朝食を提供する「手作り食堂ぱんぷきん」のリニューアルをお手伝いさせていただきました。

リニューアルするまでの経緯

社長:この建物は20年前に建てました。
最初は1階をテナントとしてお貸しをしていたんですけども、10年ほど前に入っていた飲食店がここを出られることになりました。そのあとは、自分たちでどうにか朝食だけやっていたんですけど、夕食まではちょっと手が回らなかったんです。
そんな時にちょうど息子(常務)が帰ってきまして、仕事のあてもなかったのでちょうどいいかなと思って(笑)「下空いてるから、なんでもいいでやってみろ」ということになりました。

常務:それまで料理経験は全くなかったんですよ。大学では会計の勉強をしていて。でも卒業後にイタリアンのお店でしばらく雇われ店長をしていたので、その時の経験がやっていく上でヒントになりました。
ただ、私が店を任された後も店構えは前の飲食店の時のままテーブル席がメインだったので、すごくやりにくかったんですね。ビジネスホテルの朝食は個人のお客様がほとんどなので、たびたび相席をお願いしなければならなくて、何とかしたいなと思っていました。

社長:ちょうど大浴場の増築を考えていたとき、同業の知り合いの方から、「とてもいいデザイナーさんだから相談してみたら」とワークスゼロさんを紹介して貰いまして。
若い方2人だったので正直最初は半信半疑だったんですが、その方が言うならとお願いしてみたらとても素敵なデザインを提案していただきましてね。評判もすごくいいんですよ。それで、食堂の方のリニューアルもお願いする運びになりました。

「手作り食堂ぱんぷきん」のこだわりを教えてください!

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社長: 朝食は、地産地消のものにこだわって手作りでやっています。
例えばとろろは、だいぶ前に社員が勧めてくれてパーキングエリアで食べたものがすんごい旨くてね。それで「こりゃあいいや」と思って、 地元の物を使ってうちでも出そうという話になりました。この辺りですと朝日村のものが一番おいしいという話を聞いたので、地元の野菜選果場から取りよせておばちゃんたちに手で擦ってもらっています。冷凍の物を使ったら楽ですけど、水っぽくて全然おいしくないんですよ。
その後、店名にちなんでパンプキンスープを作ったり季節によって旬のものを入れたりと、手作りメニューを一つ一つ増やしていきました。 漬物も自宅で作っています。うちの家内が好きなもんで、自宅は本当にもう、漬け物小屋みたいなもんですよ(笑)。でもその漬け物をたまたまお出ししたら、観光のお客さんはとても喜んでくださって、今では売りになっています。

常務: 食堂の利用は、一般のお客さまもOKです。特に夕食は地元のサラリーマンですとか家族連れの方にも来ていただけるように、重きを置いていきたいと思っています。

運営する中で大切にしていることは?

ツーリストH_03.jpg

社長: 一番大切にしていることは、ここで食べてくれたお客様が笑顔でまた来たいと思えるお店であること。
僕は以前5年間ぐらい朝食を自分でやってたんですね。毎朝早起きして、仕込みして、受付して。すごく疲れて大変だったんだけども、続けていこうと思えたのはお客さんが「ご馳走様でした」「とても美味しかった、また来たいと思います」と言ってくれる笑顔。その笑顔でもって、また頑張ろうと思えました。お客さんの笑顔がつなげてくれたんですよね。ありきたりな言葉なんですけど、それが一番です。

あとは、実は私が草間彌生さんの大ファンで、ホテルの入り口やフロントにも作品を展示しているんです。このホテルを建てるときに私が草間さんにお手紙を書きましてOKしていただいたもので、この店の「ぱんぷきん」という名前も代表作のかぼちゃからとりました。
観光客の方に、松本出身で日本を代表する芸術家である草間さんの作品を、ぜひ見てもらいたいと思うので。そこも大切にしていきたいこだわりですね。

リニューアルオープン後はいかがでしょうか?

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常務:本当にやりやすいの一言ですね。
コンパクトにもまとまりましたし、スタッフ達は動きやすくなって、個人のお客様にも気兼ねなく食べていただけるようになりました。
あと一番は、新しくカウンターを作ったことで、ご飯とお味噌汁をお客さんの目の前で盛ってそのまま提供できるっていうのがとてもいいですね。お客さんとの触れ合いがあるから、会話も生まれますし。
今後はビジネスホテルの食事の常識を変えていきたいと思っております。「ビジネスホテル=ご飯はそこそこ」というところを超えて、地域で一番になりたい。そしてホテル全体としてももっと大きくなっていけたらいいなという風に思っています。

「松本ツーリストホテル」の紹介ページはこちら

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Writer
WORKS ZERO

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